セミナー · 10/24/2021 2021年10月24日(日) 第55回分譲マンション管理セミナー テーマ:「長期修繕計画のセカンドオピニオン~長期修繕計画と修繕積立金について」午後1時30分~5時(開場午後1時~) 町田市役所2階 会議室2-1 概要:第55回町田市分譲マンション管理セミナー(13:30~15:40)1.「『マンションライフサイクルシミュレーション』~長期修繕ナビ~とマンション共用部分リフォーム融資について」/講師:独立行政法人 住宅金融支援機構/2.「長期修繕計画の作成と修繕積立金の算出」/講師:公益財団法人 マンション管理センター/講演後、町管ネット主催での経験交流会(15:50~16:45)として、長期修繕計画と修繕衝立金について、町管ネットが司会となり、ご参加いただいた皆様に話し合って頂きます。 tagPlaceholderカテゴリ: Seminar-Result, Members-Result コメントをお書きください コメント: 1 #1 町管ネット事務局長 (火曜日, 02 5月 2023 10:15) ・開催日:2021年10月24日(日)13:30~PM16:50(13:00受付開始) ・会 場:町田市新庁舎2階 2-1会議室 ・出席者:36名(一般13名、町管ネット会員13名、管理士会3名、町田市職員2名、講師関係者5名) 1.開会挨拶:住宅課鈴木係長、町管ネット阪本理事長、マンション管理士会町田・たま支部仲宗根部会長 2.講 演:「セミナー参加者アンケート」集計結果(管理会社が長期修繕計画作成80%等)を報告し、長期修繕 計画のセカンドオピニオンのシステム等をご講演いただくと説明のうえ講演テーマと講師を紹介した。 (1)「マンションライフライフルシュニレーション~長期修繕ナビ~とマンション共用部分リフォーム融資について」 講師 :独立行政法人 住宅金融支援機構 ① 「マンションライフライフルシュニレーション~長期修繕ナビ~」 ・「長期修繕ナビ」の操作画面を、プロジェクターで壁に映しながら操作方法を説明した。 ・「長期修繕ナビ」は無料で誰でも住宅金融支援機構のホームページ上で、少しのデータ入力で、セカンドオピニオンとしての長期修繕計画書を作成。工事内訳は17修繕工事項目のみ。 ・「資金収支グラフ・キャッシュフロー表」は40年間と長く、「改善シミュレーション」も作成できる。 ・「長期修繕計画作成ガイドライン」(国土交通省作成)に準じており、2013年~2018年の「マンション 共有部分リフォームローン」融資案件の実際の工事費データを試算の基データとしている。 ・10月28日「長期修繕計画作成ガイドライン」改訂を踏まえ一部改修予定で、修繕工事時期や将来 の修繕積立金額等をExcleファイル上で直接編集できるようになる。 ・工事費データの分布範囲が表示され、修繕工事見積額の妥当性を判断に利用できる。 ② 「マンション共用部分リフォーム融資」 ・大規模修繕工事で一時金徴収や借入管理組合27.7%。融資は2020年343件107.7億円だった。 ・融資は固定金利・返済期間1~10年で、「すまい・る債」積立組合の金利を0.2%下げる。 ※修繕費用一体積立の団地管理組合一部棟での大規模修繕工事のローン申込は可能も個別協議が必要 ③「マンションすまい・る債」 ・国の認可を受け発行する「利付10年債」で、運用先の4番目で約15%使われている。 ・使途が修繕工事で第1回債券発行日の1年以上経過後なら、無手数料で中途換金可能。 (2)「長期修繕計画作成・修繕積立金算出サービス」 講師 :公益財団法人 マンション管理センター ① 「長期修繕計画作成ガイドライン」に沿った「長期修繕計画」を21,000円で作成できる。 ② 国土交通省はマンション管理適正化法の改正を踏まえ、本年9月「長期修繕計画標準様式・長期修繕 計画作成ガイドライン・同コメント」(以下「長期修繕計画ガイドライン」という)及び「マンションの修繕積立金に 関するガイドライン」を改訂した。この改訂を踏まえて本サービスの一部改訂を予定も時期未定です。 ③ 申込に際して詳細な「入力データ記入票」の提出が必要で、詳細な工事内訳が作成される。 ④ 利用方法:(i)「長期修繕計画」「修繕積立金額」の妥当性を検証するための比較材料、 (ii)「長期修繕計画」「修繕積立金額」変更の際の総会議案書の参考資料 他 ※ 本システムは現地調査もせず、正式な「長期修繕計画」としての取扱いは考えていない。 ⑤報告書(成果物)にはExcleファイルも添付され、工事時期や金額などを修正して利用できる。 ⑥本システムの単価等の基礎データは、システム構築の平成24年度以降変更ない。乖離幅を検証中です。 ⑦「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」に基づく修繕積立金㎡単価算出方法の概要を説明 3.経験交流会 : 町管ネット司会 (1)「長期修繕計画作成・修繕積立金算出サービス」利用者4名。「入力データ記入票」を回覧し5部配布。 (2)事前に「入力フォーム(簡易版)」に必要データを記載のうえ入力するか、「長期修繕ナビ」は入力データが 残るので気軽に何度にも分けて入力するよう呼び掛けた。 (3)2022年4月から「管理計画認定制度」と「マンション管理適正評価制度」が開始されるが、既に「LIFULL HOME’S」の売出広告と一緒に「マンション管理評価書」がインターネット上に掲載されており、マンション管理状況 が中古マンション価格評価を左右する時代になると期待される。 (4)「管理計画認定制度」認定基準の町管ネット会員アンケート結果を示し、見直すよう呼び掛けた。 (5)「セミナー参加者アンケート」結果では、駐車場使用料を管理費勘定に組入れ管理組合が三分の二と多いが、 マンション標準管理規約には管理費用を除く使用料を修繕積立金勘定に積立てるとあり検討を促した。 (6)個別の修理見積額は、積算資料「ポケット版マンション編」等で単価を比較することで誰でも検証できる。 (7)管理会社提出の見積書の金額だけ消して、他の業者に渡して見積書作成を依頼する方法もある。 (8)「長期修繕計画」作成依頼する際に、標準様式に準拠して修繕工事項目毎に振分けを要請しよう。 (9)ご講演の2システムで作成されたExcelシートを、計画期間延長や比較表の作成等の修正ができる。
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町管ネット事務局長 (火曜日, 02 5月 2023 10:15)
・開催日:2021年10月24日(日)13:30~PM16:50(13:00受付開始)
・会 場:町田市新庁舎2階 2-1会議室
・出席者:36名(一般13名、町管ネット会員13名、管理士会3名、町田市職員2名、講師関係者5名)
1.開会挨拶:住宅課鈴木係長、町管ネット阪本理事長、マンション管理士会町田・たま支部仲宗根部会長
2.講 演:「セミナー参加者アンケート」集計結果(管理会社が長期修繕計画作成80%等)を報告し、長期修繕
計画のセカンドオピニオンのシステム等をご講演いただくと説明のうえ講演テーマと講師を紹介した。
(1)「マンションライフライフルシュニレーション~長期修繕ナビ~とマンション共用部分リフォーム融資について」
講師 :独立行政法人 住宅金融支援機構
① 「マンションライフライフルシュニレーション~長期修繕ナビ~」
・「長期修繕ナビ」の操作画面を、プロジェクターで壁に映しながら操作方法を説明した。
・「長期修繕ナビ」は無料で誰でも住宅金融支援機構のホームページ上で、少しのデータ入力で、セカンドオピニオンとしての長期修繕計画書を作成。工事内訳は17修繕工事項目のみ。
・「資金収支グラフ・キャッシュフロー表」は40年間と長く、「改善シミュレーション」も作成できる。
・「長期修繕計画作成ガイドライン」(国土交通省作成)に準じており、2013年~2018年の「マンション
共有部分リフォームローン」融資案件の実際の工事費データを試算の基データとしている。
・10月28日「長期修繕計画作成ガイドライン」改訂を踏まえ一部改修予定で、修繕工事時期や将来
の修繕積立金額等をExcleファイル上で直接編集できるようになる。
・工事費データの分布範囲が表示され、修繕工事見積額の妥当性を判断に利用できる。
② 「マンション共用部分リフォーム融資」
・大規模修繕工事で一時金徴収や借入管理組合27.7%。融資は2020年343件107.7億円だった。
・融資は固定金利・返済期間1~10年で、「すまい・る債」積立組合の金利を0.2%下げる。
※修繕費用一体積立の団地管理組合一部棟での大規模修繕工事のローン申込は可能も個別協議が必要
③「マンションすまい・る債」
・国の認可を受け発行する「利付10年債」で、運用先の4番目で約15%使われている。
・使途が修繕工事で第1回債券発行日の1年以上経過後なら、無手数料で中途換金可能。
(2)「長期修繕計画作成・修繕積立金算出サービス」 講師 :公益財団法人 マンション管理センター
① 「長期修繕計画作成ガイドライン」に沿った「長期修繕計画」を21,000円で作成できる。
② 国土交通省はマンション管理適正化法の改正を踏まえ、本年9月「長期修繕計画標準様式・長期修繕
計画作成ガイドライン・同コメント」(以下「長期修繕計画ガイドライン」という)及び「マンションの修繕積立金に
関するガイドライン」を改訂した。この改訂を踏まえて本サービスの一部改訂を予定も時期未定です。
③ 申込に際して詳細な「入力データ記入票」の提出が必要で、詳細な工事内訳が作成される。
④ 利用方法:(i)「長期修繕計画」「修繕積立金額」の妥当性を検証するための比較材料、
(ii)「長期修繕計画」「修繕積立金額」変更の際の総会議案書の参考資料 他
※ 本システムは現地調査もせず、正式な「長期修繕計画」としての取扱いは考えていない。
⑤報告書(成果物)にはExcleファイルも添付され、工事時期や金額などを修正して利用できる。
⑥本システムの単価等の基礎データは、システム構築の平成24年度以降変更ない。乖離幅を検証中です。
⑦「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」に基づく修繕積立金㎡単価算出方法の概要を説明
3.経験交流会 : 町管ネット司会
(1)「長期修繕計画作成・修繕積立金算出サービス」利用者4名。「入力データ記入票」を回覧し5部配布。
(2)事前に「入力フォーム(簡易版)」に必要データを記載のうえ入力するか、「長期修繕ナビ」は入力データが
残るので気軽に何度にも分けて入力するよう呼び掛けた。
(3)2022年4月から「管理計画認定制度」と「マンション管理適正評価制度」が開始されるが、既に「LIFULL
HOME’S」の売出広告と一緒に「マンション管理評価書」がインターネット上に掲載されており、マンション管理状況
が中古マンション価格評価を左右する時代になると期待される。
(4)「管理計画認定制度」認定基準の町管ネット会員アンケート結果を示し、見直すよう呼び掛けた。
(5)「セミナー参加者アンケート」結果では、駐車場使用料を管理費勘定に組入れ管理組合が三分の二と多いが、
マンション標準管理規約には管理費用を除く使用料を修繕積立金勘定に積立てるとあり検討を促した。
(6)個別の修理見積額は、積算資料「ポケット版マンション編」等で単価を比較することで誰でも検証できる。
(7)管理会社提出の見積書の金額だけ消して、他の業者に渡して見積書作成を依頼する方法もある。
(8)「長期修繕計画」作成依頼する際に、標準様式に準拠して修繕工事項目毎に振分けを要請しよう。
(9)ご講演の2システムで作成されたExcelシートを、計画期間延長や比較表の作成等の修正ができる。